月イメージ

月の満ち欠けは実に神秘的。人間は月の影響を多分に受けているというのはよく知られていることです。そこで、月の満ち欠けを美容に活かす方法をご紹介します。

月の満ち欠けの周期の基本

まずは、月の満ち欠けの周期の基本的なことを知っておきましょう。月は、それ自体は光輝いてはおらず、太陽に照らされて光って見えるものです。したがって、月の満ち欠けは、地球と太陽との位置関係によって変わります。大きく分けて4つの満ち欠け周期に分かれます。新月、上弦の月の半月、満月、下弦の月の半月とめぐり、やがて新月に戻ります。この一巡の周期は、約29.5日となっています。人間の体も、この周期に合わせて変化するといわれているのです。

月の満ち欠けと肌のターンオーバーの周期との関係

人間に影響のある月の満ち欠けのうちの一つが肌のターンオーバーの周期です。ターンオーバーとは、肌の生まれ変わりのサイクルのことです。およそ28日で肌は生まれ変わるといわれています。ちょうど月周期の29.53日と近いため、肌のお手入れも、月の満ち欠けに合わせて行うと肌の調子が整いやすいでしょう。

月の満ち欠けに合わせたスキンケア術

月の満ち欠けの周期に合わせて、スキンケアを実践していきましょう。

新月から満月へ向かう時期

この時期は、身体に何でも取り込むのに適している時期です。肌に対しても、水分や栄養を補給するのに適しています。何でも吸収しやすいため、素肌づくりが効果的に行えます。例えば、スキンケアの際に美容液などで栄養を与えてあげると、より吸収されやすく、肌が整うでしょう。

満月から新月へ向かう時期

満月から新月へと向かう時期は、反対に手放すのに適した時期です。いわゆるデトックス、排出に向いた時期といわれています。スキンケアでは、より老廃物を外へ排出するケアがおすすめです。例えば、スキンケアのマスクシートや、クレイパックはより向いているでしょう。また肌へ負担にならない範囲内で、ピーリングを行うのもいいでしょう。また、スキンケアの一環として、半身浴を行うのも有効といわれています。ぬるめの湯、だいたい38度から41度くらいの湯に20分から30分程度浸かると、ほどよくゆっくりと体温を上げて、発汗を促すといわれています。

月の満ち欠けと生理周期との関係

月の満ち欠けは、生理周期とも密接に関わっているといわれています。生理周期は一般的に28日くらいです。これも月の満ち欠けの周期29.5日と近いですね。実際、統計を取ると、満月や新月に生理が始まるケースが多いのだそうです。また、満月の日に出産が増えたり、怪我をしたときの出血量が増えたりすることも多い事実もあるようです。満月や新月に合わせてくる生理が多いのも、同じように神秘的でありながら、事実です。それでは、満月生理と新月生理の身体の状態の違いをご紹介します。

満月生理

満月の日、もしくは、満月に近い日に生理が起こる場合、身体や血管が膨張する傾向があることから、生理の出血量が増すといわれています。

新月生理

新月の日、もしくは、新月に近い日に生理が起こると、新月の排出の作用を受けることになります。基本的に、身体にたまった老廃物や水分が排出されやすいため、生理の経血の中にも、その不要なものが含まれやすいといわれています。身体はより浄化に向かって進んでいきます。

月の満ち欠け周期と女性の身体との関係と過ごし方

では、月の満ち欠けの周期に合わせて、全般的に女性はどのように過ごすのがいいのでしょうか。それぞれの期間に適した過ごし方やカラダケアの方法をみていきましょう。

新月の時期

新月は、デトックスの時期だと説明してきたように、身体にたまったものを排出する時期です。身体にたまった毒素や老廃物をデトックスして浄化するように身体の変化に合わせて過ごしましょう。より排出を促すためには、水分を多めにとることがポイントです。また、この時期は特に肌が乾燥しやすいといわれているため、スキンケアの際には、化粧水や美容液で保湿をしっかりと行うのもポイントです。また、半身浴や岩盤浴などで汗をたくさんかいてより水分を排出するようなものをあえて行うのもおすすめです。身体は排出モードになりますが、心の面でもケアが必要です。新月の時期は、すべてのはじまりの時期です。満月の日に向けて、何か新しいことをスタートさせるのにいい時期。その分、インスピレーションが高まりやすい時期といわれています。部屋の掃除にも適しているため、心身共に綺麗にお掃除をして、新たな目標に向かってスタートする準備をはじめましょう。そして、心身共にクリーンで新しい状態になったら、新しい目標を立てるのをおすすめします。次の満月の日に向けて、叶えたい目標を掲げましょう。

上弦の月の時期

満月へ向かっていくこの半月の、上弦の月時期は、基本的に、栄養を蓄えるのに適している時期。心身ともに、エネルギーと栄養をじっくり補給して、蓄えましょう。より身体は吸収モードになっています。肌に対しては、しっかり水分と栄養を補給するほか、食べるものも栄養分の高いものを取り入れましょう。もちろん、食べ過ぎはよくありませんので、質の良いものを効率的に取り入れたいですね。精神面でも、より心と気力が充実して、意欲が湧く時期。新月に立てた目標達成に向けて、勢いよく飛び出していく活動の時期でもありますので、よりパワフルになります。満月の日に何らかの実りを得るために、パワー全開で過ごしましょう。また、人とのコミュニケーションを積極的に取りたくなるこの時期、ぜひたくさんの人との交流を持って楽しく過ごしましょう。新しいグループに入るのもいい時期ですね。

満月の時期

いよいよ満月。最大限に吸収する力が高まります。何でもためこんでしまうため、少し太りやすい時期ではあるでしょう。より体は吸収しようとするため、食欲が旺盛になるかもしれません。くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。スキンケアも、引き続き、吸収・蓄えに意識を置いて取り組んでみてください。精神面では、「手放す」のにふさわしい時期だといわれています。紙に束縛されているもの、とらわれているなと思われているものを書いて、その紙を破り捨てるのがいいといわれています。儀式的ではありますが、精神面においては、自分自身の「中にためこんでいたものを手放すのに役立つ行為です。

下弦の月の時期

下弦の月の時期は、新月へと向かっていく時期。満月からは手放すことがテーマでしたから、ダイエットに適している時期だといわれています。満月の日からダイエットをスタートして、この下弦の時期にダイエットに励むといいでしょう。また、新月へと向かっていくにつれて、排出モードになっていきます。ボディマッサージを取り入れる、白湯を飲むなどして、より本格的にデトックスを促すのもおすすめです。心もデトックスしましょう。部屋の掃除はおすすめ。不要なものが目につきやすい時期です。いらないものを思い切って処分するといいですね。


月の満ち欠けは、人間の身体と密接にかかわっています。特に女性の肌や身体、生理などの周期との関係を考えて、その時期に合わせたボディケアとメンタルケアを実施し、心身共に綺麗を目指しましょう。

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