パラレルワールドの都市伝説と移動方法
私たちが住んでいる世界以外に、無数の世界が並行して存在すると言われたら信じますか？非現実的な話だと思うかもしれません。しかし、今いる世界とは明らかに違うパラレルワールドへ移動した事象や体験談は数多くあるのです。そこで、この記事ではSNS界隈の有名な実体験から現実味がある噂話まで、パラレルワールドにまつわる都市伝説を3選紹介します。さらに移動方法と移動を試す際の注意点も紹介するので、オカルトやミステリーに興味がある人はこのコラムで不思議な世界を体感してください。
パラレルワールドとはなにか
オカルトやSF作品で頻繁に耳にするパラレルワールド。パラレルワールドとは別世界を意味します。別名では「並行世界」と呼ばれており、私たちが生きる世界と時間軸がわずかにずれた世界が並行して存在するという考えです。
「魔界」「四次元世界」がまったく別の世界を表すのに対して、パラレルワールドは人類が生きる宇宙と同じ次元で存在します。磁場や次元の関連性が深いため、理論物理学観点でもパラレルワールドの存在は否定できないのです。
有名なパラレルワールドの都市伝説3選
パラレルワールドにまつわる都市伝説は数多く、どれもリアルな体験ばかりです。中でもSNSを中心に有名な都市伝説を3つ紹介します。
きさらぎ駅
最初に紹介するのが「きさらぎ駅」。SNS界隈のみならずバラエティ番組でも取り上げられるほど有名で、パラレルワールドの都市伝説の代表格とも言えるでしょう。内容を要約すると、電車で帰路に向かう途中に存在しない無人駅「きさらぎ駅」で不可解な出来事に遭遇する話です。
いつもの電車に乗るも、20分以上停車せずに走り続けたり、あるはずのないトンネルが現れたりと様子がおかしかったのです。とりあえず辿り着いた「きさらぎ駅」で降車して線路を歩いて帰宅を試みますが、その間も怪奇現象は続きます。背後から片足のない老人に「線路を歩いたら危ないよ」と声を掛けられて振り向くと姿が消えてしまったり、存在しない「伊佐賀トンネル」の奥から突如として太鼓と鈴の音が聞こえたりします。最後は「道にいた人が車でビジネスホテルがある「比奈駅」に連れて行ってくれる」という投稿で終わります。
「きさらぎ駅」の都市伝説が注目される理由は、パラレルワールド特有の時間軸のズレがリアルだからでしょう。別世界ではなく「伊佐賀トンネル」「比奈駅」といったありそうでない名称が表すように、次元が少しだけズレているのです。
東日本大震災
南の方角は、太陽のエネルギーを受けやすい場所とされています。そのため、才能開花などの効果が得られやすくなり、活力が高まります。さらに南という方角は、芸術性や直観力を高めてくれるためクリエイティブな仕事をしている方に最適なベッドの配置とされています。
東の方角は仕事運が向上する
次は2011年3月11日に発生した東日本大震災で起こった不可思議な現象を紹介します。東北地方では震災で不思議な体験をした人が何人もいたようです。その中でも、ワゴン車の搭乗者全員がパラレルワールドを見た話は有名で、2014年9月にアメリカの超常現象誌「アトランティス・ライジング」に掲載されました。
不可思議な現象は震災直後に家族捜索の目的で数名の被災者が、ワゴン車で現場に戻った際に起こりました。走行中に突如として前方に光輝いた雲のような物体が現れて車を包み込んだのです。これだけでは霧や煙による単なる視界不良で片付けられますが、パラレルワールドに移動したとされるのが、この雲の中で起こった体験にあります。雲の中にいた数秒間、搭乗者全員が窓の外に広がる昭和時代のような懐かしい風景を見ているのです。しかし、やはり何かがズレていて違和感が残る光景だったと言います。地震により磁場が乱れて時空が歪んだため、パラレルワールドと現実世界がつながったと考える。
自転車事故
最後は38歳の主婦が自転車事故をきっかけにパラレルワールドへ迷い込んだ都市伝説です。SNSの投稿者は子どもと散歩している途中に自転車事故に遭ってしまいます。気が付くと自分は小学生になっていました。そして新しい世界で小学生からまた人生を歩み始めるのです。
現実世界で放任主義の母親に育てられて自己否定が強い幼少期を過ごした投稿者は、これを機に自分を大切に扱い丁寧に暮らし始めます。すると現実世界とは違う展開になり幸せな学校生活を送れたのです。パラレルワールドでも夫に出会うため現実世界と同じ道を歩みます。そしてようやく就職先で夫と同姓同名の人を見つけるも、中身がまったくの別人で、本物の夫と思われる人物は現実世界とは別だったのです。同じ場所で自転車事故に遭えば現実世界に戻れると考えてはいるものの。パラレルワールドの世界から離れることをためらうのでした。この投稿もパラレルワールドからしていたようです。
異世界への移動方法
【方法①】合わせ鏡を見る
鏡は古来より魔術に用いられるアイテムとして知られていますが、霊的存在だけでなくパラレルワールドともつながる効力があるのです。用意するのは手鏡のみ。深夜の2:24に洗面台の鏡に手鏡を向けあと、手鏡の中を覗くと悪魔が写り込みます。そして悪魔と目を合わせるとパラレルワールドへいざなわれると言われています。丑三つ時と鏡は悪魔を呼び寄せる条件がそろっているだけに不安があるのは否めません。無数に存在する中どのパラレルワールドへ連れていかれるかわからないうえ、この方法で移動をすると現実世界に戻れない可能性もあるようです。
【方法②】エレベーターを使う
SNSで噂される有名な方法がエレベーターを使うやり方です。準備するものは特にありませんが、10階以上でエレベーターがある建物で行う必要があります。そして試す場合は必ず一人でやらなければなりません。方法は簡単です。エレベーターに乗って4階→2階→6階→10階→5階の順にボタンを押して移動してください。移動中に誰かが乗り込んできたら失敗です。
邪魔をされずに最後の5階にたどり着くと一人の女性が乗り込んできますが、この女性には絶対に話しかけてはいけません。女性が乗り込んできたら1階のボタンを押します。エレベーターは下には行かず異世界の入口である10階に動き出すのです。
【方法③】六芒星の魔力を利用する
六芒星の魔力を利用する方法は至ってシンプルです。白い紙に六芒星を書いて六芒星の中心に「飽きた」と記しましょう。この紙を枕元に置いて眠ると紙がなくなり、翌朝にはパラレルワールドへループできるとされています。江戸時代に実在した陰陽師は、悪霊から護身するために六芒星の結界で空間を区切っていました。六芒星には空間のみならず、時空をも切る魔力があり異世界の入口を作りあげるのかもしれません。
移動を試す際の注意点
パラレルワールドは一種のスピリチュアルな現象です。そのため、霊感が強い人や感性が鋭い人は異世界の波動とチャネリングしやすいと考えられます。一方で繋がりやすいからこそ呪術の方法を間違えたり途中でやめたりするのは危険です。悪霊を呼びよせて波動の低い別世界に連れて行かれる恐れがあります。都市伝説ではあるものの信憑性が高い体験談もあるので、適当な気持ちで呪術を使ってはいけないのです。ベランダに置くのがベストです。また、ドライフラワーは「死んだ気」を持っているため寝室に置くと運気を下げる原因になりかねません。
異世界は存在するかもしれない
パラレルワールドは非現実的なので、都市伝説として捉える人が大半かもしれません。しかし、体験談はすべて「現実世界と似ているがどこかが微妙に異なっている」という共通点があります。別世界ではなく現実世界と交差しているのがより興味を引くのでしょう。興味を持ちパラレルワールドへの移動を試す際は、注意点を守って自己責任で行いましょう。
