様々なチャネリングを解説
チャネリングといえば、天使や高次の霊、そして宇宙と交信する方法の一つです。まだチャネリングをよく知らない人たちにとっては、非常に神秘的に感じられることでしょう。このチャネリング、一つではなく、さまざまな種類があるのをご存知ですか? 今回は、チャネリングの数ある種類をご紹介します。また、最後にチャネリングのコツも解説しますので、実践したい人はぜひ確認してみてください。
そもそもチャネリングとは?
まずはチャネリングについておさらいしておきましょう。なんとなく分かってはいても、実際は、正確に理解はできていないものです。
チャネリングとは「媒介」「仲介」するという意味
チャネリングの本来の意味は、何かの「媒介」「仲介」をするという意味です。これは、二つの異なるものの橋渡し役を担うということになります。スピリチュアルな世界で使われるチャネリングという言葉は、霊のほか、未知なる意識生命体と、地上の人間との間を媒介し、仲介することを指します。そしてその霊などから得られたメッセージを、人々へ伝える役割があるのです。この媒介・仲介の役割を持つ人間のことをチャネラーと呼びます。
死者からのメッセージを受け取ること
アメリカでは、多くのチャネラーの存在が一時期、注目を集め、例えば、3万年前以上の戦士からのチャネリングを行ったといわれている人もいます。このように、高次の霊からのメッセージを受け取るだけでなく、死んだ者からのメッセージを受け取ることもあるのです。
宇宙的な存在と意識がつながること
チャネリングは、単に霊的なメッセージを受け取るという狭い意味だけでなく、広い意味で、宇宙的な存在と意識がつながることも含みます。つまり、宇宙の集合的無意識、アカシックレコードといわれるものにアクセスし、そこからさまざまな過去、現在、未来のあらゆる情報を引き出してくるといったこともチャネリング一つなのです。瞑想を行うことで、アカシックレコードにアクセスするのが一般的です。
日常サインを読むこと
瞑想などをしなくとも、人は直感でスピリチュアルメッセージを得ることができています。ふといいアイデアが浮かび、グループ内で提案したところ、大いに絶賛されたという経験はありませんか?そうした直感、及び、身の周りで起こるあらゆる兆候(サイン)を読み取ることも、チャネリングの一つです。
チャネリングの種類
チャネリングについての概要を知ったところで、次はチャネリングの種類についてみていきましょう。チャネリングには、さまざまな種類があります。
1. 意識があるかどうかの分類
まず、意識のレベルの差による分類方法があります。
意識がはっきりある中でのチャネリング
これは、「コンシャス・チャネリング」と呼ばれるもので、意識のはっきりしている、通常の状態のままで、チャネリングを行う方法です。非常に高度なチャネリングといえます。このチャネリングを行っているときには、もちろん意識があるため、チャネリングの最中のことを覚えていることができます。
意識のない状態でのチャネリング
一方、意識を失ったときに行われるチャネリングを「アンコンシャス・チャネリング」と呼びます。これは、チャネラーがいわゆるトランス状態になって行われる手法で、チャネリングの最中の記憶は残りません。
2. 受け取り方の違いによる分類
次は、チャネリングのメッセージの受け取り方による分類です。
視覚
視覚、つまりビジュアル的に浮かんでくるタイプです。高次の存在から、言葉や音ではなく、画像や映像を通して伝わってくるものです。
聴覚
高次の存在から直接、音として受け取る方法です。言葉であったり、何らかの音であったりします。
嗅覚
匂いで何らかのサインを受け取ることもあります。
触覚
何らかの皮膚の感覚があります。急にあたたかくなる、寒くなるといった温度感覚によるパターンです。
インスピレーション
五感ではなく、何か急にひらめきのようなものが下りてきて、瞬時にメッセージを理解するパターンです。
通常、これらの受け取り方の種類は、いずれか一つのこともあれば、複数が同時にやってくることもあります。例えば、映像と言葉が同時に見える・聞こえるといった具合です。
3. チャネリングメッセージをどう下ろすかによる分類
チャネリングは、高次の存在と、人間との間をつなぐ役割があることはお伝えしました。そこで重要になってくるのが、どのような手段でそのメッセージが残されるかということです。そうしたメッセージの残し方・下ろし方による分類があります。
受け取った後、自分の言葉でしゃべる
通常のチャネリングです。一度自分の中で、何らかの形で受け取ったメッセージを、自分の言葉でしゃべったり、文字にして書いたりする方法です。
イタコ式
こちらは自分の言葉でしゃべったり、書いたりする方法と似ていますが、自動書記はチャネリングの最中に行われるのが一般的です。ある種、半分トランス状態になり、メッセージを受け取りながら、リアルタイムで自動的に文字をつづっていく方法です。
自動書記
匂いで何らかのサインを受け取ることもあります。
チャネリングの対象となるもの
チャネリングの対象となるものは、そのチャネリングによって大きく異なります。例えば、高次の神々、天使、ハイヤーセルフ、自然霊、守護霊、スピリチュアルガイドなどさまざまです。時には、低い低級霊とつながってしまうこともあります。また、何らかの存在ではなく、アカシックレコードと呼ばれる宇宙の集合的無意識から、過去・現在・未来の情報を取ってくることも一つのチャネリングです。
チャネリングのコツ
では次に、チャネリングについてもう少し詳しく知るために、チャネリングのコツをみていきましょう。
チャネリングを信じること
チャネリングを行う前提として、まずチャネリングそのものを信じていなければなりません。チャネリングができない原因の一つとして、チャネリングを疑う、もしくは、何らかの理屈が頭の中にあり、思わず思考してしまうことが挙げられます。チャネリングは、とにかく自分の頭を使うと、どんどんチャネリングから遠ざかっていくといわれています。また、チャネリングと特に意識はしていないものの、直感を下ろすことでチャネリングを行っている人もいます。
基本的に、チャネリングを行うには、まずチャネリングを信じることが大前提です。そして、頭で考えすぎないこと、そしてそのチャネリングの対象から素直にメッセージを下ろすことが重要です。
日頃から美意識の高いものに触れ感性を高める
チャネリングを行うには、まず高次の存在の波長に合わせることが必要不可欠です。なぜなら、チャネリングというのは、高次の意識体と波長を合わせてメッセージをもらうことであるためです。
それは人と人との関係をイメージするとよく分かります。例えば、波長が合う・合わないということがよくいわれますよね。これは、人と人とは波長が合わなければ対話ができないことを意味します。人とコミュニケーションが取れるということは、波長がある程度合うことが大前提なのです。人は相手の波長を読み取り、会話をしています。そうしてメッセージのやりとりをしているのです。
それと同じように、チャネリングは宇宙的な意識と対話することですから、波長が合わなければいけないのです。世の中には、天使とチャネリングできる人がいますが、この人は天使という高度な波長と合う、高度な波長を持ち合わせているということになります。
また、世の中には、低級霊に騙されて、誤ったメッセージを高次の存在からのメッセージとして受け取ってしまうチャネラーもいます。そうしたチャネラーは、低い波長となっているようです。高次の存在から、メッセージを受け取るチャネラーとして活躍するためには、日頃から美意識の高いものに触れ、感性を高める必要があるのです。
では、具体的に美意識の高いものを見ていきましょう。例えば、音楽です。誰しも好きな音楽の傾向はあるかもしれませんが、天使とのチャネリングを行いたい場合には、天使が喜んで寄ってくる音楽を聴きましょう。天使は、クラシック音楽が好きで、例えば教会の音楽などを好むといわれています。よく古い海外の教会には天使の絵が描かれていることが多いですが、そのように天使たちが本当に集まりやすい場所といわれています。日頃から、クラシック音楽に親しむことは、チャネリングを行う意識を高めるためには重要なことです。
また、においは非常に重要だといわれています。高次の霊は、くさいにおいを嫌い、アロマのような上質で良い香りのするところに集まってくるといわれています。もちろん、アロマオイルやお香などの力を借りることもできますが、大切なのは、あなた自身が日頃から嗅覚を敏感にさせておくことです。嗅覚を常に研ぎ澄ませておきましょう。
チャネリングは意識が同調すること
チャネリングとは、特に特別なことではありません。日頃から、相手の気持ちになって行動している人は、すでにチャネリングをしています。また、役を演じる役者の人も、ある種のチャネリングです。お芝居をしながら、その役柄になりきっているときというのは、自分自身の存在は一時的に忘れ去っています。この状態もチャネリングの状態です。また、映画を観ているときに、その演じている人の気持ちに感情移入して没頭したということはよくあることです。これもチャネリングの一つです。このように、普段からチャネリングを行うことがポイントになります。高次の存在とのチャネリングも、これの延長線上にあるからです。
チャネリングにはさまざまな種類があります。また、チャネリングは信じることが前提であるものの、すでに人は必ずチャネリングを行っています。より高次の存在とつながるために、日頃から感性を広げ、高次の存在が好むものに触れることで、波長が高まってくるでしょう。