仕事運を高めるお勧めの神社仏閣5ヶ所
激動の時代といわれる今、将来の仕事に不安を抱えておられる人も多いのではないでしょうか。今回は、数々の著名人や経済人達にご利益を授けてきたとされる、仕事運に強い神社仏閣をご紹介いたしましょう。
数々の伝説あり?!東京にある愛宕神社
仕事運や出世運といえば、まず有名なのが東京都港区にある「愛宕神社」ではないでしょうか。パワースポットとしても知られるこちらの神社は、数年前に銀座の超有名ママが毎月参拝しているということから、たくさんの人達にその御利益の凄さが知れ渡るようになりました。 曲垣平九郎(まがき へいくろう)が一躍有名になったという、江戸三代将軍・家光公との故事にちなみ、正面にある男坂を「出世の石段」と呼ぶようになりました。曲垣平九郎はこの急な石段を、馬で駆け上ったといわれています。毎日多くの方が参拝されているほど仕事運に強いと有名な神社ですから、近くに行かれた際は、ぜひ参拝してみてください。
ちなみにこちらの神社では、なんと遠方の方向けにホームページ上でバーチャル参拝ができるようになっています。これは嬉しいですね。そして「バーチャルおみくじ」も無料で引くことができますから、試してみてはいかがでしょうか。
導きの神、赤坂にある山王日枝神社
大山咋神様を御祭神とする、赤坂にある「山王日枝神社」。皇城の鎮とされる山王日枝神社は、厄除け、安産、縁結び、商売繁盛、社運隆昌の神として崇敬されており、境内には犬ではなくお猿の像が置かれているのが特徴です。
人生上で選択や道に迷ったときに、ぜひ一度参拝して欲しいのが神社の境内にある「猿田彦神社」です。道案内・道開きの神様をお祀りしており、庚申の日に行われる庚申祭では、特別な祈祷を受けることができますよ。
実はこちらの神社は、御守りの効果が高い!!と有名なんです。「こざる守り」や「まさる守り」など、お猿さんの御守りが人気のようです。猿は「さる」と読むことから、勝負に勝る(まさる)という御利益があるとされているのだそうです。筆者の知人も、「買い過ぎじゃない?」というくらい買っていました。お守りの他に、ペットボトルに入った御神水も売られています。1本500円ほどですから、参拝された際は購入してみてはいかがでしょうか。
島全体が御神体、厳島神社
言わずと知れた広島宮島にある「厳島神社」。世界遺産にもなっていますね。この島全体が御神体とされていたため、陸地ではない海の上に社が建てられました。土地全体が神の力を持つので御利益は非常に幅広いとされているのですが、武士として初めて太政大臣となった平清盛が厚く信仰していたことから、仕事運は有名です。天下人となった豊臣秀吉も参拝していたそうです。
お札や御守りを郵送で購入できる神社が増えている中、厳島神社は基本的には郵送での対応はしていません。ですがその分、神聖な力が込められているのでしょう。
塩の満ち引きのある場所に建てられた大鳥居は、夜になるとライトアップされるので、夜の海とのコラボ姿は一際幻想的に映ります。大鳥居へのクルーズに参加すると、海上から船で鳥居を通ることができますのでオススメですよ。
宮島には弘法大師が100日間の修法をし、伊藤博文が崇拝していたとされる弥山本堂があり、こちらもパワースポットとして非常に人気のある場所です。厳島神社と併せて是非行ってみてくださいね。
立身出世の願いなら、京都の清水寺
日本有数のパワースポットとしても知られる京都「清水寺」。御本尊は十一面千手観世音菩薩様で、立身出世などの現世での利益を願う人々に古くから篤く信仰され親しまれてきました。
世界文化遺産に登録されている大変歴史のある寺院で、境内にはたくさんの見所があります。特に本堂の中におられる出世大黒天様が人気で、出世や商売繁盛の御利益を授けてくれるのだそうです。売店で出世大黒天様のグッズも買えるようですから、仕事運を上げたいのであれば購入しましょう。
義経と弁慶の決闘の場となった「清水の舞台」は、もはや有名過ぎてここに書く必要はないのかもしれません。ですが念のため書きますと、もし清水寺に行ったのなら、「清水の舞台」は絶対に立ち寄るべき超強力パワースポットです。清水の舞台は、様々な伝統芸能をご本尊の観世音菩薩様に奉納するための場所でした。やはりそういった特別な場所ですから、パワーもすごいのです。霊水の流れる「音羽の滝」と併せて、大変人気のある観光スポットですから、できるだけ人の少ない午前中に参拝することをお勧めいたします。
岩崎弥太郎の成功の秘訣!?高知県にある神峯寺
高知県安芸郡にある仕事運や出世運に強いとされている「神峯寺」は、四国八十八ヶ所二十七番札所でもあり、お遍路では「土佐の関所」と呼ばれています。関所というのは、邪悪な心を持っているものは入ることができないとされる場所で、それほど少々大変な場所に建っているということなんです。
実はこの神峯寺には、三菱の創業者で、明治の日本の発展に大きく影響を及ぼした人物の一人、岩崎弥太郎の母にまつわる話が残っています。母の美和さんは、弥太郎の成功を祈って毎日休まず自宅から神峯寺まで37日間、通い続けたのだそうです。その距離は片道20キロ。雨の日も晴れの日も、昔の整備されていない道を歩き続けたわけですが、その御利益は誰もが納得の結果となっていますよね。
ちなみに読み方は「こうのみねじ」です、「しんぽうじ」ではありません。今は途中まで車で行けるので、そこまで大変な道のりではありませんから安心してください。こちらの境内には御神水も流れており病気の治療に良いと言われていますから、ぜひ訪れた際は試してみてください。
今のように不安定な時代、それでも負けずに頑張っているあなたにこそ行ってほしい……そんな神社仏閣を今回はご紹介しました。神社や寺院には参拝のポイントやルールなどがそれぞれある場合がありますので、訪れる際は事前調査をしておくとスムーズです。もし実際に行くことができなくても、今はネットで本堂や本殿の写真をみることが簡単にできます。写真に向かって手を合わせるだけでも、あなたの祈りは届くと思います。