“2012年に人類は滅亡する” そんな噂を聞いたことはありませんか? 今回は、予言者たちにこれまで囁かれてきた人類滅亡説を紹介します。

予言者とその予言

“マヤ暦が2012年12月21日の日付を最後に終わっているのは、この日で人類が滅亡することをマヤの人々は知っていたからだ”と唱える人が現れたり、ブラジルの著名な予知能力者ジュセリーノが“2012年に人類の滅亡が始まる”と予言したり……。災害や異常気象などが増えていることも関係し、2012年を目前に「2012年人類終末説」が、まことしやかに囁かれています。そこで今回は、2012年終末説を唱えている予言について紹介!

まずは、名を馳せている予言者とその予言を紹介します。ジュセリーノの予言には日本に関するものも多く、気になります。

ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース(1960年3月7日~)

Profile:ブラジル人。9歳の頃から、彼自身が「助言者」と呼んでいる不思議な存在が夢に現れ、映像または言葉によって未来の出来事を知らせるようになります。また、予知夢のなかでも世界的な災害や事件を見るようになったのは、19歳のときにフランシスコ・シャビエルというブラジルの高名な霊能力者に会ってから。ジュセリーノが他の予言者と異なるのは、予知の対象となる人物や政府に文書で事前に警告していて、さらに的中したことを証明するために公証役場に手紙のコピーの登録も行っている点です。

今後の気になる予言

2011年(月日は無指定)肺感染後4時間で死亡する「エルス」といウイルスが発生する。また、鳥インフルエンザ(H5N1型)が本格的に人間に感染し、2013年までに7300万人が死亡する。世界的な飲用水不足の問題が表面化。
2011年までにコレラが日本近海で増殖し、死者は5000人以上に。全世界で食糧危機が訪れ、多くの日本人が死ぬ。
2011年7月26日東アジアのある国で、M6.8の大地震が発生し500人以上の死傷者が出る。
2011年10月8日癌の治療法が発見され、2013年に完成する。
2012年黒い煙の時代。12月6日を境に、疫病が蔓延して人類の滅亡が始まる。

過去の的中予言

「9・11同時多発テロ」(1989年10月26日付で米大統領と英国領事館宛文書で予言。日付も正確に予言/2001年9月11日発生)
「スマトラ沖大地震とインド洋津波」(1996年9月16日付インド大使宛文書で予言/2004年12月26日発生)
「ベルリンの壁崩壊」(1989年9月2日予言/1989年11月9日発生)
「ロンドン同時多発テロ」(2004年3月19日予言/2005年7月7日発生)   
など

ミシェル・ノストラダムス(1503~1566年)

Profile:ルネサンス期のフランスの医師・占星術師・詩人。彼の予言は多くの信奉者を生み出し、多くの論争が起こりました。

今後の気になる予言

2012年7月/人類滅亡。「1999年7月人類滅亡説」で有名なノストラダムスですが、本当に滅亡するのは2012年なのではないかという説もあります(1999年とは2012年からカバラ数字の13を引いた数であり、この数字を足し忘れたのではないかという説)。以下がその予言詩で、「恐怖の大王=人類を滅亡させる何か」だといわれています。

「1999年7か月、空から恐怖の大王が来るだろう、アンゴルモアの大王を蘇らせ、マルスの前後に首尾よく支配するために」

岡本天明(1897年12月4日~1963年4月7日)

Profile:画家、神道家、神典研究家。幼い頃から霊能力があり、1944年に天之日津久神社を参拝した直後、同神社社務所で高級神霊による『日月神示』を自動書記。この自動書記は約17年続き、全39巻にまとめられています。

今後の気になる予言

『日月神示』のなかには、「この世は間もなく大峠を迎え、御霊磨きができた人間が生き残る」という記述があります。それは「新しき御代の始めのタツの年」とされていて、辰年である2012年がその年ではないかといわれています。

こんな予言者もいた! 未来から現れたジョン・タイター

Profile:1988年春生まれ。2036年からやってきたタイムトラベラーを自称する男性。2000年11月2日に、複数のインターネットの掲示板に現れ、タイムトラベルの理論、未来に関する状況、未来人である証拠などを提示。自分が掲示板に書き込んだことで未来が変わってしまうことと、訪れたこの世界と自分がいた世界はパラレルワールド(平行世界)にあり、別の線上にあるため、自分が見聞きしてきた状況とこの世界ではズレが生じるとの発言もしています。過去へ来た目的は、IBMの入手だと語り、翌年3月には「予定の任務を完了した」とサイトへ書き込みを残し、消息を絶ちました。2012年の滅亡は唱えていません。

今後の気になる予言

2011年内戦が原因でアメリカ合衆国が解体され、翌年にはアメリカ連邦帝国が建国される。
2015年ロシア連邦が反乱部隊の援助という名目で、アメリカに核爆弾を投下。核戦争が始まり、第三次世界大戦へと発展。

彼が語る2036年の現状

・テレビと電話の提供は、インターネットからされている。
・タイムマシンが実用化されて2年が経過。数カ国が所有しているが、一般市民は利用できないため、タイムマシンの存在を信じていない人も多い。
・どこにいても無線のインターネット接続ができる。
・飲料水や淡水が確保できず、大きな問題に。
・地球温暖化は大して問題視されていない。
・エイズとガンの治療薬は、いまだ開発されていない。
・「あらゆる行動は、別の世界線においても行われている」という世界観が広まり、善悪についての思想が大きく変わった。
・核戦争の汚染がひどい状態。

過去の的中予言

「中国人が宇宙に進出」(2001年2月19日予言/2003年10月15日発生)
「新しいローマ教皇の誕生」(2001年2月8日予言/2005年4月19日発生)
「第二次湾岸戦争」(2001年2月25日予言/2003年3月19日発生)
など

続いて、マヤ族の末裔などに伝承されてきた予言や、星の動きや暦などから推測された予言を紹介します。

マヤ暦

紀元300~500年頃に南アメリカ大陸北部を中心に栄えた「マヤ文明」。マヤ文明の科学水準レベルは非常に高度で、四大文明以上といわれています。しかし不思議なことに、巨大な石でできたピラミッドを残し、マヤの人たちは忽然と消えてしまいました。遺跡のなかから出てきた暦(マヤ暦)から、マヤの人々が「公転」を正確に割り出していたことがわかっています。

今後の気になる予言

マヤの長期暦では25800年にひとつの周期が終わりますが、その日付が2012年12月22日。マヤの人々が、その日に人類が滅亡することを知っていたので、暦はその日で終わっているのだと噂されています。しかし別の説もあり、2012年が区切りとなり、新しい第6の時代がそのときから始まることを意味している、ともいわれています。

ホピ族

「ホピ族」はアメリカ砂漠地帯に住むインディアンで、マヤ族の末裔。彼らは優れた霊性を持ち、その聖地には人類の未来の予言が刻まれている「予言の岩」があります。現在から未来にかけての予言は、「世界は今、物質欲のためにバランスを失っており、このままでは世界は終わる」というもの。

今後の気になる予言

ホピの予言には、滅亡の「9つの前兆」というものがあり、そのうちの8つ(白人による原住民への迫害、鉄道・電線・高速道路の登場、石油流出事故など)は既に的中。9つ目の予言は、「天の住まいが大音響とともに落ちてきて、青い星のようなものが見えるとき、ホピ族の儀式はまもなく終わりを告げる」というもの。「天の住まい=国際宇宙ステーション(ISS)」のことだといわれており、この予言が実際に的中したとき、滅亡への道のりが始まるといわれています。ただし今の物質に偏った状況を立て直し、精神性を高めれば、良い方向に変わり、第5の時代は平和な世界になるとしています。

伯家神道

花山天皇の子孫で神祇伯を世襲した白川家によって受け継がれている神道の一流派。天皇家が体得すべき様々な行法を歴代天皇に伝授してきましたが、1961年に白川家が断絶し、伯家神道の正統は途絶えました。

今後の気になる予言

伯家神道の口伝には「伯家に伝えられた祝(はふり)の神事を授けられない天皇の御代が100年続くと、日本の国体が滅亡してしまう」というものがあり、最後に「祝の神事」を受けたのは明治天皇。大正天皇即位の1912年から100年経った2012年が日本の終末となるのではと、神道研究家たちの間では捉えられています。

フォトンベルト突入説

フォトンベルトというのは、プレアデスの中心星であるアルシオーネを取り巻いている、高エネルギーのドーナツ状の光の帯。太陽系がフォトンに突入すると、物質の振動数が増幅されて、天変地異が起こりやすくなるという説があります。しかしフォトンベルトの影響を受けることで、私達の意識は高く持ち上げられ、新しい時代へとアセンション(次元が上昇)するともいわれています。

今後の気になる予言

すでに太陽系は1987年にフォトンベルト入りをしていますが、地球が完全にフォトンベルトへ入るのは2012年12月23日。このときさらに天変地異が増え、滅亡が本格的になるのでしょうか? あるいは、より高次元へと人間の意識が上昇するのでしょうか? ちなみに、太陽系は約2000年かけてフォンベルトを通過します。

惑星ニビルの接近

ニビルは別名「プラネットX」。太陽系の10番目の惑星(太陽と月を含めると12星)で、大きさは木星に匹敵。冥王星のさらに奥にあることから「超冥王星」ともよばれています。

今後の気になる予言

ニビルが2012年12月下旬に太陽系に再び接近。強力な電磁波により、巨大地震や津波、異常気象、巨大噴火などを起こし、地球に滅亡をもたらすという説があります。


ここまで「2012年人類滅亡説」をお伝えしてきましたが、憂えるなかれ。実は、神秘研究家たちの間では2012年前後は、世界や人類が「アセンション(次元上昇)」を迎える時期なのだとか。今はこれまで人類が作りだした物質的欲望などの歪みを、膿(天変地異や災害など)として噴き出している段階にあり、これを経て地球は浄化され、新しい段階へ移行するのだそう。つまりアセンションは、現在の「物質優先の世界」から、「愛に満ち溢れた意識世界」へとステップアップすることを意味しているのです。2012年にまつわる様々な終末予言も裏側から見てみれば、“人類は新たなスタートを切る”というのが正しい解釈なのかもしれませんね。信じるも信じないも、あなた次第!

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