古代ギリシア・古代ローマのスピリチュアルなおまじない

あなたは普段、いいことがないかなと感じることはありませんか? 不運が続くと、どうにかしてその運気を上げたくなってきますよね。そこで古代ギリシアの世界で、運気が上がるといわれているおまじないについてみていきましょう。

古代ギリシア・古代ローマでのスピリチュアルなおまじない

古代ギリシアや古代ローマは、私たちにとって非常に神秘的な世界です。よく古代ギリシア展などに出かけると、その高度な文明に非常に驚かされます。昔の人のほうが頭もよく、知恵に長けていたのではないかとさえ感じます。そんな古代ギリシアやローマでは、おまじないや言い伝えがありました。それらをスピリチュアルな面からみていくことにしましょう。

ミントの葉を身に着ける

古代ギリシアや古代ローマの時代では、おまじないとして、あるハーブを身体に身に着けていたといわれています。それは、「ミント」です。今でも、ミントの葉はハーブティーとして飲んだり、ポプリにしたり、料理に香りづけとして使ったりしています。このミントを、古代ギリシアやローマの人たちは、自分の身体にこすりつけて、その爽やかな香りを発することで主張していたといわれています。

別れた相手と完全に縁を切るためのおまじない

紀元前のギリシア時代から伝わるおまじないとして、こんなものがあります。それは、別れたパートナーと、今後よりを戻すことも、再会することもなく、完全に縁を切りたい場合です。その場合、海岸で拾ってきた貝殻に、もう二度と会わない相手の名前を油性ペンで書いて、翌日に朝日が昇ると同時に、その貝殻を海に流します。そうすれば、もう二度とその相手には会わなくなるといわれています。とても神秘的で、原始的なお話ですね。

包帯の結び方で傷の治るスピードが変わる

古代ギリシアには、こんなおまじないもあります。当然、傷を負ったら、できるだけ早く治したいですよね。そんなときに、「ヘラクレスの結び」という結び方で包帯を巻くと、特別な効果があるとされていたそうです。つまり、傷口の治りが早くなるというわけです。

お守りとして「ペンタグラム」を持つ

古代ギリシアでは、すべてのものは火と空気と水と土の4つの元素でできていると理解されていました。そして、空気の外には、「エーテル」があると考えられていたのです。このすべてを合わせた「5」という数字は、ギリシア語の「ペンタグラム」の「ペンタ=5」とつながっています。古代中国でも、木、火、土、金、水の五行ですべてが成り立っていると考えられていました。この「5」という数字は、この世を構成する重要な役割を担っており、ある意味、共通の概念であることがわかります。そしてこの5つを示す星型のペンタグラムは、この世のすべての要素を統合した図としてとらえられており、お守りとして扱われるようになったといいます。

くしゃみをするとラッキー

古代ギリシアや古代ローマでは、「くしゃみ」は幸運が訪れるしるしと考えられていました。そして特に、結婚式の当日の朝、花嫁の近くで猫がくしゃみをするとその花嫁は幸せになると考えられていました。

バーベインという植物を浄化に使う

古代ギリシアやローマでは、「バーベイン」という植物が、神聖な場所、例えば寺院、祭壇などを浄化するのに使われていたといいます。現在では、メディカルハーブとして知られているこのバーベイン、家に置いていると、災いから守られると考えられていたそうです。また、ただ飾るだけでなく、バーベインを煮出し抽出した液体もよく使われていたそうです。例えば、ほうきをバーベイン抽出液に浸して掃除をしたり、色々な場所にまいたりすると、幸運に恵まれ、豊穣や商売繁盛をもたらしてくれるといわれていました。

幸せな結婚ができる「フォルトゥナの魔符」

古代ローマ時代から現代にまで伝わるとされる、幸せな結婚ができる魔符があります。これは、白い正方形の紙に「FORTUNA」という文字を独特の配置で描き、それを木の枝に結ぶおみくじのように結びつけるというものです。これは、結婚や転居、転職などのときに、幸運をもたらしてくれるといわれるおまじないです。しかし、木の枝に結び付ける際に、誰もいないところで、誰からも見られず行うのが条件です。もし人から見られた場合には、効力がなくなってしまうので注意が必要です。

浮気を防ぐおまじない

古代ローマのおまじないの一つに、ラベンダーの香りを用いて、パートナーの浮気を防止するというものがあります。これは、ラベンダーの香りの鎮静効果を用いて行うおまじないです。浮気というのは、その名の通り、少々気がそぞろになっており、パートナー以外のほうに意識がいくことで起こるものです。そこで、ラベンダーの香りをつけたハンカチを相手にプレゼントすることで、浮気心を抑えるという意味があります。実は、ローマの女性たちは、恋人のシャツをラベンダー水で染めることで、他国へ遠征する相手の浮気を封じたといわれているのです。ラベンダー水は、ポプリ用のラベンダーに熱湯を注いで冷めるまで放置した後、ガーゼなどにくるんで絞り、こしてラベンダー水ができあがります。こうしてできたラベンダー水に白いハンカチなどを浸せば、色と香りがハンカチに移り、ラベンダーハンカチが完成します。

子宝に恵まれるおまじない

古代ローマでは、不妊の女性が、多くの子宝に恵まれるおまじないがあります。古代ローマでは、2月15日に豊穣神ルバーカスをまつる重要な日とされていました。この祭典の日では、特徴的な儀式を行います。それは、ヤギの皮の腰帯をつけた男性の神官たちが、むちを持って街を走り回るというものです。そして、女性たちに対して、鞭でビシビシと打っていたといいます。これには、次の2つの意味がありました。一つは、悪霊や侵略者からその街を守るという意味です。もう一つは、その女性たちのうち、不妊の女性たちが子宝に恵まれるという意味です。鞭で打つとはなかなかハードではありますが、これもおまじないの一種だったようです。実はこの鞭は、呪われている「不妊」が治るシンボルとしてとらえられるようになったといいます。

パセリを上着に包み込んでお守り代わりに

古代ローマでは、野菜のパセリをお守りとされていたそうです。しかし、パセリは「死」の象徴でもあり、悪魔の植物でもありました。不思議なことに、そんなパセリもお守り代わりになることもあったそうです。毎朝、上着にそのパセリの小枝を包み込んでいたそうです。そのような持ち歩きするお守りとしてだけでなく、パセリはその殺菌効果から食べ物に添えられたり、お風呂に浮かべて邪気を祓ったりなど清めの意味でも使われていたそうです。

これらのおまじない、ぜひ現代においても効力がある可能性もあります。気になるおまじないがあった方は、ぜひ活用してみてください。

おまじないをするときの注意点

ところで、おまじない全般をするときに注意したいことがいくつかあります。おまじないの効力を高めるためにも、おまじないを失敗しないためにも、ぜひ確認してみてください。

クリーンな気持ちで行う

おまじないを行うときには、どんなおまじないであっても、心を純粋にして、クリーンな気持ちで実施しましょう。いわゆる、まっすぐで素直な気持ちです。なぜなら、おまじないは、祈ったり、願ったりする気持ちを叶えるものでもあるため、嫉妬や妬み、恨みなどの気持ちがあると、どうしても邪念としておまじないの邪魔になってしまいます。まっすぐ、純粋な気持ちであれば、あなたの祈りや願いは届きやすくなります。また、おまじないをかけるときには、ぜひ真剣に行いましょう。

2つ同時におまじないをしない

おまじないは、いかなるときでも1つにしましょう。同時に複数のおまじないをかけたくなる気持ちも分かりますが、2つ以上同時に行うと、効果が少なくなるといわれています。その理屈はよく分かっていませんが、おそらく、複数の祈りや願いが混合してしまい、純粋に届かなくなるということがあるようです。今一番自分にとって優先度の高いおまじないを実践しましょう。

おまじないだけに頼らない

おまじないはあくまでおまじないです。魔法のようなものです。おまじないだけに頼らないようにしましょう。日々の自分の生活習慣や勉強、仕事などの努力がいつでも重要です。ついつい人はおまじないに頼ってしまいます。でも、おまじないに、その自分の日々の努力を、サポートしてもらうという意識でいることが、おまじないとの最もいい付き合い方といえるでしょう。


古代ギシリア、古代ローマに伝わるおまじないは、とても神秘的ですよね。ただ、現代においても効き目があるかは、謎に包まれるばかりです。あまり過信し過ぎず、自分の興味がわいたものを実践してみましょう。何か変化が起こったら、それはおまじないが効いている証拠といえるかもしれません。ぜひ試してみてください。