ムーンパワー&スピリチュアルアロマで愛もお金も自由自在
開運呪術のひとつに、月の瞑想法というものがあります。これは月から発せられる神秘力を身に取り込んで、自らのパワーの源泉とする技法です。約28日周期で満ち欠けを繰り返している月は、私達人間の感情に大きな影響を与えていると言われます。例えば新月の日には気分が刷新されやすく、物事を冷静に考えて落ち着いた行動が取りやすくなります。逆に満月の日には感情が高揚し、困難なことに立ち向かう勇気と意欲が高まります。 こうした月の満ち欠けと人間の感情変化が織りなすサイクルに上手く同調して、その節目である新月の日と満月の日の2日間に瞑想をすることによって、心に抱いている様々な願望を実現へと導くことができるのです。またその際にある種のアロマをブレンドして用いることにより、さらに効果の倍増が期待できます。では、その具体的方法をご説明いたします。
新月の瞑想法
下準備
まず、アロマポットと以下の3種類の精油を用意してください。
- ローズマリー
思考を明晰にして記憶力を増強します。 - サイプレス
心の抑圧を取り除き、状況の変化に立ち向かうパワーを与えてくれます。 - ジュニパー(セイヨウネズ)
古代から魔除けとして使われてきた精油。精神を浄化して、気力を奮い立たせる作用があります。
※妊娠中の場合は、この精油は使わないでください。
新月となる晩の深夜0時までに、A4大の白い紙にボールペンかサインペンで自分が実現したい願望を箇条書きにして書き出します。願望の数は3個以上、10個以内にとどめること。願望を書く際には、「~したい」「~になりたい」ではなく、すでにその願いが叶っていると仮定して書いてください。例えば「私はA君と恋人関係になりたい」ではなく、「私はA君と相思相愛の関係になっています」という形で書くのです。全ての願望を書き終えたら、末尾に自分の名前と日付を書き記してください。紙を4つに折りたたみ、ポケットなどに携帯しておきます。
瞑想手順
1. 深夜0時を待ち、瞑想の準備を始めます。最初に3種類のアロマをブレンドして焚き込め、瞑想する室内に十分に香りを漂わせます。ブレンドの配合は厳密に考える必要はありません。自分のフィーリングに従って、好ましいと思われる香りを作り上げてください。続いて照明を落とし、リラックスできる程度の薄暗さにします。電灯の代わりにキャンドルを灯すのも良いでしょう。なお瞑想をするスペースに夜空の見える窓があれば最適です。その際、天気を考慮する必要はありません。
2. 部屋の中央に椅子を置き、そこに座って瞑想を開始します。ヨガの心得のある方は、床で結跏趺坐を組む形でも結構です。まずは10回ほど腹式呼吸を繰り返して、心身をリラックスさせてください。
3. 前もって書いておいた願望の記された紙を取り出し、その項目をひとつずつ声に出してゆっくりと読み上げていきます。ひとつの項目を読む度に軽く目を閉じて、その願望が実現している様子をできるだけリアルな映像として脳裏に浮かべてください。全ての項目を読み上げて、その実現ビジョンを想起することができたら再び紙をしまって、今度は完全に目を閉じてください。
4. 頭の中で太陽の影に完全に隠れた真っ暗な月の像を思い描きます。それができたら、月から自分の頭頂に向かってエネルギーが流れ込む様子を想起します。月から流出したパワーが頭頂を抜けて、身体の隅々まで循環していく感覚を作り上げてください。この状態のまま、少なくとも10分以上の瞑想を続けます。その間は一切の邪念を排してできる限り無念無想でいることが大切です。自分が書いた願望についても一時的に忘れてください。
5. 最低限の10分をオーバーして自分自身で納得できたら、その時点で瞑想は終了です。腹式呼吸を再び10回続けた後、ゆっくりと息を吐きながら目を開けます。願望を書いた紙は満月の日まで、机の引き出しの奥などに保管しておいてください。
満月の瞑想法
下準備
同じ月の満月の瞑想時に用意する精油は以下の3種類です。
- ベルガモット
気分を高揚させて無用な不安感を取り除きます。 - ジャスミン
神経や情緒を穏やかにすると同時に、自信喪失を改善して活力をもたらします。 - レモンバーム(メリッサ)
適度な鎮静効果により、平常心を取り戻すことができます。
瞑想手順
1. 満月となる晩の深夜0時を待ち、瞑想の準備を始めます。新月の瞑想時と同じ形で、指定された3種類のアロマをブレンドして焚き込めます。次に室内の照明を適度に落とします。この時、瞑想するスペースに満月の月明かりが見える窓があれば、カーテンを全開して月光を室内へ取り入れてください。
2. 椅子に座り、腹式呼吸を10回程度繰り返します。その後、願望を書いた紙を取り出して、1項目ずつゆっくりと声に出して読み上げていきます。ひとつ読み終えるごとに、もしその願いがすでに叶っていれば「ありがとうございます。この願いは叶いました」と満月に向かってお礼の言葉を述べてください。もしまだ叶っていない願いであれば、「この願いは確実に実現へと向かいつつあります」と自らに断言してください。
3. 全ての項目を読み終えたら、紙をしまって完全に目を閉じてください。そのまま夜空に浮かび上がる満月の像を頭の中で鮮明に思い描きます。
4. 満月を思い描くことができたら、次にそれが自分の胸の中へ吸い込まれていくイメージへ移行します。自分自身の肉体が巨大化して、煌々と輝く満月を丸ごと体内へ取り込み、そのパワーと完全一体化する~そんな広大な情景を鮮明に描き出してください。
5. 全てのイメージを作り上げることに成功したら、「私の中には満月の力が満ち溢れています。私はどんな願いでも思うままに実現させることができます」と一度だけ声に出して宣言しましょう。最後に腹式呼吸を10回繰り返して瞑想は終了です。
翌月以降の瞑想について
使用するアロマの種類を含めて、基本的な手順は前月と同じです。願望を書き記した紙については次の新月が訪れる前に見返し、すでに叶っている願いについては削除した上で新たな紙に書き直します。その際、新しく生じた祈願内容を追加しても構いません。ただし、「項目は3個以上10個以内」という原則だけは守ってください。古い方の紙は細かくちぎって捨てるか、安全に燃やす場所があればそこで焼却してください。