金運

国政にも活用された環境学を、住まいに応用したのが現代の風水インテリア術です。八方位と家の中心それぞれの支配する運気を知り、ラッキーアイテムと植物でパワーアップをはかりましょう。運気を低下させる水回りには特に要注意!

環境を整え、いい運気を吸収するのが風水の基本

風水とは、今から約4,000年前に中国で発祥した、「気」の力を利用した環境学のこと。太陽、土、風、水など自然の力をベースとしています。特に太陽の進行をもとにした8つの方位(東西南北、東北、東南、南西、北西)に太極(中心)を加えた9つのスペースが風水術を実践するうえで重要になってくるのです。古来は都をどこにつくるかなどといった政治にも使われました。現代でも、皇居は最もよい運気が通る「龍脈」と呼ばれるエリアに建っています。そんな環境学を現代の住まいに利用したのが風水インテリア術。住まいという最も身近な環境を整えることで、自然といい運気が身につくようになるというわけです。

方位は様々な運気を支配しており、それぞれにその運気を高めるラッキーカラーがあります。例えば日の当たらない北は暗くて静かなイメージから、貯蓄、秘密、男女の愛を支配します。一方、朝日が昇ってくる東は活気にあふれたイメージから、仕事、情報、健康などを支配するのです。下記に各方位の支配する運気とラッキーカラーをまとめた表を用意しました。

9方位の支配する運気とラッキーカラー

金運に関係するのは、北の貯蓄、東北の財産、東の仕事、東南の人間関係、南の名誉、南西の安定、西のお金、北西の出世、そして中心の全体運。つまり、金運は住まいの中のすべての方位に関係しているというわけです。住まい全体をきちんと整理整頓し、まめに掃除をした上で、ラッキーカラーのグッズを置きましょう。特に「貯金を殖やしたい」と思う人は北にピンクやワインレッドを、「マイホームを手に入れたい」という人は東北に白やゴールドを、「安定した収入がほしい」という人は南西に茶色やグリーンをというように、目的別に風水を取り入れるのもおすすめです。ただし、その場合でも家の中心だけはしっかり風水術を実践してください。全体運がアップしないと、いくら各方位の風水術を実践しても効果が上がりません。

それと、もうひとつ注意点があります。キッチン、浴室、トイレなどの水回りは運気が低下してしまう場所。たとえば西にキッチンやトイレがある住まいは金運そのものにダメージが与えられます。常にピカピカに磨いて、ラッキーカラーを豊富に使い、ダメージを補うようにしてください。観葉植物や花は、全方位にとってラッキーアイテム。ダメージポイントには植物を飾るのもいいでしょう。

キッチンのインテリアと清潔さが金運アップのカギ

スペース別に見ると、金運・貯蓄運に最も影響を与えるのがキッチン。いつもきれいにしておくのはもちろんのこと、キッチンのある方位に合わせたラッキーカラーを使いましょう。さらに、いくつか注意点がありますので、参考にしてください。

冷蔵庫

冷蔵庫の上に電子レンジやホットプレートなどを乗せるのは避けましょう。火気と冷気が反発しあって凶作用を及ぼし、ムダな出費が増えることに。やむを得ず置く場合は、間に厚さ10cm程度の板をはさみ、近くに観葉植物を置いてください。また、冷蔵庫の扉は幸運の入り口。買い物のメモやレシピなどを貼りつけるのはマイナスです。

調理器具

包丁やナイフなどを出しっぱなしにしておくのは厳禁。金銭面で悩みが絶えなくなります。使ったら、きちんと定位置に収納する習慣をつけましょう。刃物だけでなく、スプーンやフォークなどの金属製カトラリーも、出しっぱなしは避けること。金属には大地のパワーが宿っているため、定期的に磨いておくと、金運パワーが宿ります。シンクや水道の蛇口もピカピカに磨くようにしてください。

シンク下

シンク下の収納スペースは気が淀みやすいので、こまめに開けて換気を。フライパンや調味料類を収納する場合は、油汚れや液だれがこびりつかないようシートを敷き、まめに取り替えましょう。

ガスレンジ回り

油はねシートやガスマットは使わない方がいいでしょう。汚れやすい場所を覆うことで掃除が滞りがちになり、悪い気がたまりやすいからです。使うたびに濡れた布巾で拭くよう習慣づけましょう。

食器棚

東や南の明るい光が食器に届くよう、扉が東や南に向くように配置しましょう。さらに、扉を開けると点灯するタイプなら理想的です。食器を洗ったら水きりカゴに放置せず、すぐきちんと拭いてから食器棚にしまってください。その際、調味料や食品などを一緒にしまうと金運がダウン。食器棚には食器のみをしまうのが原則です。

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