恋愛成就・恋愛運アップのパワースポット10選
近年、様々なサイト、雑誌で恋愛成就・恋愛運アップのパワースポットが紹介されています。パワースポットに行ったくらいで効果があるのか、半信半疑の人も多いと思いますが、実際にパワースポットを訪れ、恋を成就させた人、良縁に巡り合った人の話はよく耳にします。今回はそんな恋愛成就・恋愛運アップのパワースポットの中でも、旅の途中に訪れるのにぴったりな場所を選んでみました。観光で有名なあの場所が実はすごいパワースポットだったり、ネットではまだあまり話題になっていない場所もあります。近くに行くことがあれば、ぜひご利益にあずかってきてください。
北海道「羊蹄山(ようていざん)」
北海道の先住民族であるアイヌの人々が「マチネシリ(女の山)」と呼ぶ羊蹄山は、北海道後志地方南部にあり、富士に似たシルエットから、「蝦夷富士」と呼ばれることもあります。この山には女性のエネルギーを高める力があり、引き出された女性の魅力で男性を惹きつけることができると言われ、さらに風水では、繁栄を意味する「龍穴(りゅうけつ)」の土地なので、女性にぴったりのパワースポットとなっています。山を登ることでパワーをもらえるのはもちろんのこと、羊蹄山は山を拝むだけでも心身清浄の効果があります。少し離れたところから山を眺め、心を清らかにすることで女性らしい内面が磨かれます。
三重県「夫婦岩(めおといわ)」
三重県伊勢市にある夫婦岩は、昔から日の出遥拝(ようはい)所として知られてきました。また、沖合約700m先にある猿田彦大神縁りの興玉神石(霊石)を遥拝する鳥居ともされており、大しめ縄で結ばれる高さ9mの男岩と、高さ4mの女岩が夫婦のように寄り添っているため、夫婦岩と呼ばれています。この岩を拝むことで夫婦円満、結婚、縁結びにご利益がありますが、夫婦岩の間から昇るご来光には、さらなるご利益があると言われています。2つの岩の間から日が昇るのは5月から7月の間だけなので、その季節に行かれる方はぜひ早起きしてご利益にあずかりましょう。
岩手県「卯子酉様(うねどりさま)」
岩手県遠野市にある卯子酉様は、遠野地方に伝わる伝承をまとめた「遠野物語」にも登場する歴史ある神社で、縁結びの神様としては知る人ぞ知る社です。神社を入った境内の左奥にある小さな池が、昔は大きかった淵(ふち)のあとで、その淵の主に願を掛けると男女の縁が結ばれたという話が残っています。現在は、境内の木々の間を渡したロープや木の枝に、ぎっしりと真っ赤な布が結びつけられています。どこか神秘的にすら見える光景ですが、この赤い布には絵馬のように1枚1枚願掛けがされており、訪れた人が無人販売で赤い布を買い、願い事を書いて結んでいるのです。この赤い布を木の枝やロープに結び付ける時には、左手だけで結び付けなければならず、それができると願いが叶うとされています。
栃木県「太平山(おおひらさん)神社」
栃木県栃木市にある大平山神社は、古来より信仰されている大平山という山をご神体としている神社で、神社の中にもまた様々な神社が立ち並び、交通安全、金運、縁結び、子宝、健康、学問成就、商売繁盛、開運、厄除けなどなど…実に多くのご利益を得られる神社となっています。その中でも縁結び、恋愛運アップに関係してくるのが、境内の至る所にある「ハートマーク」です。実は大平山神社の境内には80ものハートマークが隠されており、これをすべて見つけることができると、相当のご利益をいただけるのだとか。気になる人と一緒に訪れ、一緒に探してみるのも良いそうです。ハートを探したあとは、境内にある「三輪神社」でハートの数と願い事を書いた絵馬を奉納すると、願い事が叶うと言われています。
静岡県「伊豆山(いずさん)神社」
静岡県熱海市にある伊豆山神社は、鎌倉幕府を開いた源頼朝が北条政子と偲び逢ったという逸話が数多く残されている神社で、縁結びや恋愛成就にご利益があることで人気です。「伊豆山神社前」のバス停から参道を登っていくと、左側に「結明神社(むすぶみょうじんじゃ)」があり、小さい神社ですが、ここには男女の縁結びをしてくれる神様、日精・月精が祀られているので、まずそちらを参拝してください。また、結明神社の本社が伊豆山神社本殿の右側から本宮まで続く参拝路を、約40分上ったところにあり、険しい道を行くことになりますが、さらなるご利益が得られるので、可能ならぜひ行ってみましょう。伊豆山神社の境内、手水舎には口から水を出している紅白の2匹の龍がおり、「赤白二龍(せきびゃくにりゅう)」と呼ばれています。赤は火を、白は水を表し、火と水の力を使う温泉の守護神としてあやかられていますが、同時に夫婦円満や縁結びの象徴ともされ、「結び龍」とも言われています。この二龍のお守りが良縁を運んできてくれると有名です。
愛知県「恋の水神社」
愛知県知多郡美浜町にある恋の水神社には、「桜姫の伝説」が残されています。昔、桜姫という美しいお姫様が家臣の青町と恋に落ち、2人で駆け落ちしました。しかし、青町は病に倒れ、桜姫はその病を治すために、万病に効く水を求め京都から美浜町に来るのですが、この地でこと切れてしまいます。この桜姫の献身的な愛の伝説から、神社の清水が「恋に効く水」として有名になりました。恋の水神社では社務所で紙コップを買い求め、その紙コップに願い事を書き、神社の境内から湧き出る「恋の水」を汲み入れ参拝すると、願いが叶うと言われています。また、アイアイ傘のお守りがあり、中には少し左に傾いた、相手の気持ちが自分に傾くようにと描かれた傘の紙が入っています。想う人がいる場合には、その傘の左側に自分の名前を書き、右側に相手の名前を書くのですが、これから良縁を呼び込みたい場合には、左側に自分の名前を書くだけで大丈夫です。そしてさらに、傘の左上が少し開いているのには、良い事、願い事を受け止められるようにとの意味が込められているので、願い事が叶った時は線を書き足し、しっかりと傘を閉じなければいけません。
福井県「金崎宮(かねがさきぐう)」
福井県敦賀市にある金崎宮は、縁結び、恋愛成就、難関突破、開運招福、金運招福にご利益のあるパワースポットで、毎年春、桜の時期に約10日間開催される「花換まつり」という神事が、昔は実際の縁結びに一役買っていました。「花を換えましょう」と声をかけ、神社で受け取った桜の小枝を男女で交換し、想いを伝えたと言われるおまつり。明治の終わり頃から始まったおまつりですが、男女交際のきっかけが乏しい時代、このおまつりが男女の縁を取り持ち、多くのカップルを誕生させました。おまつりの時期でなくとも、縁を結ぶ、縁を取り持つご利益のたっぷりある場所なので、季節を問わず訪れてみてください。
京都府「安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)」
京都市東山区にある安井金毘羅宮は、祇園からほど近いところにあり、悪縁を切り、良縁を結ぶ神社として有名です。源頼政公、崇徳天皇、大物主神を御祭神としており、不幸の連続に打ちのめされた崇徳天皇が、「人々が自分のようなつらい思いをしなくてすむように」と護ってくださる神社として知られています。安井金毘羅宮には「縁切り縁結び碑(いし)」という、人のくぐれるほどの穴の開いた、巨大な願掛けの石があます。形代(かたしろ)という札に切りたい悪縁、結びたい良縁と自分の氏名を書き込み、形代を持ったまま石の裏側から表側に向かって、願いを念じながらくぐり、最後に形代を「縁切り縁結び碑」の好きなところに貼れば願いが叶うとされています。
淡路島「おのころ島神社」
兵庫県南あわじ市にあるおのころ島神社は、高さ21.7mの大きな赤い鳥居が印象的で、この鳥居は日本三大鳥居の1つに挙げられています。この鳥居をくぐって階段を上ったところにある、赤白の綱が伸びる「鶺鴒(せきれい)石」は、イザナミとイザナギの神が、つがいの鶺鴒が石にとまって契りを交わしている姿を見て、夫婦になり御子が生まれたという神話のある神石で、拝むと2人の絆が結ばれるというご利益があります。ちなみに、結びたい絆によって参拝方法が違うので、自分に合った方法でお参りしてください。
- 新しい縁を求める場合…白、赤の順に縄を握り、想いを込めて祈る。
- 今の相手との絆をより深めたい場合…赤、白の順に縄を握り、想いを込めて祈る。
- 2人の絆をより深めたい場合…赤縄を男性、白縄を女性が握り、2人で手を繋いで想いを込めて祈る。
鳥取県「白兎(はくと)神社」
鳥取県鳥取市にある白兎神社は、「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」という神話に登場するウサギを御祭神として祀っています。このウサギは、自分を助けてくれた大国主命(おおくにぬしのみこと)と、美しい八神姫(やがみひめ)を結び付けた恋のキューピッドでもあり、そのことから、縁結びのパワースポットとして人気があります。白兎神社ではウサギの可愛らしいお守りやおみくじが売られ、また、多数のウサギのモニュメントが飾られています。このモニュメントの下に散らばっている石は、社務所で販売している「結び石」で、この石を鳥居に乗せ、願い事をしたあとはお供えしたり、パワーストーンとして持って帰ることもできます。