睡眠で魂をパワーチャージする方法
「眠れない」「断眠する」「早朝にめざめてしまう」など、睡眠障害を訴えるひとが増えています。ただでさえストレス社会であることに加えて、パンデミックが長引き、精神的に疲弊している方が多いことも原因となっているようです。
睡眠障害は体と心だけでなく、魂も弱らせてしまいます。そこで今回はよい睡眠をとることが魂にとっていかに大切であるかというご説明と、よい睡眠をとることで、魂を生き生きさせる方法をご提案します。
なぜ睡眠が魂をチャージすると言えるのか
わたしたちが睡眠を必要とするのは、疲労を回復させるためです。とは言え、体の疲労はベッドなどに身を横たえる、ソファーに体を預けて休憩するなどでも回復することは、あなたも体験的にご存じかと思います。しかし、心・魂のありかである脳の疲労は睡眠によってでしか回復しません。睡眠以外の時間、脳は活動を停止することがないからです。
睡眠障害がメンタルに重大な悪影響をおよぼすということは、すでに周知の事実であり、その根底を支える魂も大きく疲弊させてしまうことになります。魂が輝きを失った状態では、悪しきものどもの影響や侵入を容易に許してしまうため、非常に危険です。
反対に、適切な時間帯に自分に合った睡眠時間を確保し、しかもしっかりと良質な睡眠をとることができれば、脳が休まることでメンタルも回復して元気が出てくる上、魂も生き生きと輝きます。よい睡眠をとることが魂のパワーチャージになる理由、おわかりいただけましたでしょうか。
寝ている間、魂は「聖なる空間」に帰っている
あなたは夢が人類にとってエポック的な発明・発見のヒントになっている事実をご存じでしょうか? 以下にその例をあげてみます。
※()内は発明者
ミシン(エリアス・ハウ)
夢の中で切っ先に穴が開いている槍を見て、ミシン針が発案された
光の速度(アインシュタイン)
加速して光の速さに到達するソリを夢に見たことをヒントに証明できた
3000超の数学定理(ラマヌジャン)
夢で何度もヒンドゥの女神が数式を示してくれて証明できた
糖尿病の原因とインスリン投与の有効性(バンティング)
原因は実験方法を夢に見て、インスリン投与はその後の夢にヒントを得て発見・証明できた
神経インパルスが化学物質によって伝達されること(オットーレーヴィ)
夢に実験方法が出てきたことで証明できた
原子の構造(ニルスボーア)
ベンゼンの環状構造(ケクレ)
夢からインスピレーションを受けて発想・発案できた
夢に見て発明されたものはこれだけではなく、枚挙にいとまがありません。さらにアート分野では数々の絵画・音楽などの無数の作品が、夢をヒントに生み出されています。また、睡眠時における幽体離脱体験についても、近年ではアメリカ、イギリス、スウェーデンなどで研究され、学術的な報告もなされるほどです。ユング心理学で知られるユングをはじめ、多くの学者や著名人がその体験を告白しています。
以上から、寝ているとき、魂は宇宙空間や黄泉の国、あの世、つまり「生命の源となるような聖なる空間」に帰郷している、戻っているのではないかと推察する方が多数存在するのです。そこからインスピレーションを得ている、魂を癒しているという考え方があります。
睡眠のベストタイムは聖空間への帰宅時間
24時間表記で、22時から3時までの間は「睡眠のゴールデンタイム」と言われています。同じ睡眠時間でも、この時間を外してしまうと充分な疲労回復効果が得られません。
なぜかといえば、ゴールデンタイムにぐっすりと眠ることで成長ホルモンが分泌されるからです。成長が促進される、老化を遅らせるなどの効果があります。新たな皮膚をつくるための細胞分裂も、ゴールデンタイムに活発化。この時間に眠らないと疲れも取れにくく、さらに外見が老けるというデメリットがあるのです。
驚くべきことに、世間で活躍されている霊能者やスピリチュアリスト、ヒーラーなどの中にも、この時間帯にしっかり眠ることを推奨される方が多くおられます。前述のあの世、「生命の源である聖なる空間」の扉が開く時間だからです。そこでは魂のパワーチャージが行われるので、魂が何日もそこに帰らないと輝きを失い、くすんで生命力が低下するとのこと。科学的な根拠から導き出された結果と、霊能者の意見が一致するというのが興味深いところです。
睡眠の質を霊的に高める方法
スピリチュアル面から睡眠の質を高める方法をご紹介しましょう。
就寝前にお香を焚いて香りを寝室に移し、消火してから就寝する方法です。コロナ禍における不眠対策グッズとして、睡眠の専門医とメーカーが共同開発したお香には、イネ科の野草から抽出したベチバーと、サンダルウッドの名前でもおなじみの白檀が採用されているそうです。スピリチュアル的にはベチバーには大地に自分のパワーを根付かせる効果があり、白檀には空間の浄化効果があります。
寝室のベッドのそば、枕元などにパワーストーンを置くこともおすすめです。脳をリラックスさせるアメジスト、緊張をほぐすシトリン、ムーンストーン、安心感を与えるセレナイト、スモーキークォーツ などが効果的でしょう。
そして太陽と月のパワーを得ることです。朝日を浴びることでも、月光浴でも、脳内にセロトニンが分泌することが判明しています。別名・幸せホルモンと呼ばれる物質で、メラトニンという物質を合成し、夜間に眠気を促進するのです。また、月光浴は邪気を払うことでも知られており、古来、とくに女性には効果的とされています。
少しだけ粗塩を入れたぬるめのおふろにゆっくり浸かるのもよいでしょう。スピリチュアル的な浄化が期待できる上、交感神経の働きによって安眠へと導かれます。
睡眠で充分、魂をパワーチャージする方法についてご紹介しました。最後になりますが、まれに、「霊障で眠れない」ということもあります。その場合、できるだけ太陽光を浴びることがおすすめ。でも、どうしても暗く閉ざされた部屋から出られないというときは、お祓いを受けるか、信頼できる霊能者にご相談されたほうがよいでしょう。