マインドフルネス

今、ビジネス界では、スピリチュアルな要素が取り入れられることが多くなっています。すでに精神治療の領域でも利用されている「マインドフルネス」は、多くの有名な大企業で活用されている方法の一つです。このマインドフルネスを用いて、よりあなたの人生を成功させ、さらに輝かせるための方法をご紹介します。

マインドフルネスとは心理状態のこと

マインドフルネスをひとことで表すと、「今ここにいる自分に注意を向ける」ということです。これは、一切、自分の評価や判断を加えず、意識は過去にも未来にも向けず、今ここにだけ向けるという意味です。マインドフルネスは、しばしば瞑想とイコールとされることもありますが、実際は、そうとも限りません。マインドフルネスは瞑想をしてもしなくても、一種の心理状態を表すため、自分の意識が「今ここ」に向けられていればそれだけでいいのです。マインドフルネスは、主に呼吸に意識を集中することで、今ここに在る自分へと意識を向けます。何を体験してもネガティブな思考や感情を持たず、それらから距離を置くことが求められます。すると自分の思考が一過性のものと感じられるようになります。こうしたことから「脱中心化」につながります。この脱中心化が向上することで、抑うつの再発予防にも実際に効果があったとされています。

マインドフルネスを実践するとどうなるか

マインドフルネスは、自分の意識の習慣化によって行うことができます。いってみれば、心の運動のようなものです。身体の適度な運動は、心身共に元気にしてくれ、健康に役立ちます。これと同じように、心の運動となるのが、マインドフルネスです。このマインドフルネスを実践すると、人生や仕事の成功についてどのような効果があるのか、いくつかみていきましょう。

徳である思いやりや寛大さを追求したくなる

瞑想をしている多くの人に当てはまるようですが、マインドフルネスを実践していることで、思いやりや寛大さなどの徳の高い状態に惹かれるようになります。そして、常日頃から、どのような善なる思いを持って生きればいいのか、知ろうとするようになるのです。このような善への傾倒は、やがて人生の成功につながるでしょう。

リセットできる

マインドフルネスを実践していると、時に、自分自身を一度リセットすることができることに気づきます。仕事をしていると、大きな決断を強いられることがあります。このようなとき、事前に少し「今、ここ」を取り戻すことで、リセットすることができます。そして、その新たな戦いに挑むというわけです。ビジネスの成功者は、多くの場合、自分の限界をその都度見つけて、それを乗り越えることに挑戦していきます。それを乗り越えようとする努力の先にこそ、成功という報いがやってくるのです。

食事で満足が得られやすく健康になる

人生の成功という意味では、健康は何よりも先に来る第一条件です。長生きしなければ成功も勝ち取ることはむずかしくなります。マインドフルネスの中には、マインドフルネスイーティングというものがあります。これは、ものを食べるときに、その自然の味を逐一感じながら、よく味わって、よく噛んで食べるという方法です。この食べながらマインドフルネスを実践すると、自分自身の体から出る「満足」のサインに気づけるようになります。多くの場合、食べ過ぎると健康を害するといわれていますが、マインドフルネスを意識すると、血糖値コントロールがしやすくなるという実験の結果が出ています。マインドフルネスは、食事で満足が得られやすく、健康になるというメリットもあるのです。

他人を批判する気持ちがなくなる

マインドフルネスをしていると、気づきが起きてきます。それは、すべて自分で選択した結果、物事が起こっているということです。つまり、悪いことが起こったら、すべて他人のせいにしてきた人も、そうもいかないことに気づいていきます。そして、他人を批判する目がなくなってきます。すべては自分の選択によって出ていることだからです。他人を責める気持ちがなくなることで、一歩成長することになるでしょう。

社員同士の意思疎通がスムーズになる

今、マインドフルネスを企業研修に取り入れている企業が増えています。もしあなたの企業にも導入されれば、あなたの職場の人たちが、皆マインドフルネス瞑想を行ったり、その意識を持ったりするということです。そのようなマインドフルネスの意識を共有することだけで、深いコミュニケーションをとることができるでしょう。社員同士の意思疎通がスムーズになれば、もっとビジネスがいい方向に回り始めます。

ストレス軽減で仕事のパフォーマンスが上がる

マインドフルネスの瞑想は、ストレスが低減され、ビジネスにおけるパフォーマンスが向上することが分かっています。医療の分野ではすでに検証が行われているのです。それは、姿勢を正して呼吸を整え、心も整うことで、自律神経のバランスが整いやすくなることが要因といわれています。マインドフルネス瞑想を行うことにより、集中力、記憶力がアップし、さらに意思決定も行いやすくなり、想像力も広がります。また、心が整えば、やる気や対人関係も良好になり、チームの一致団結力も上がります。結果的に、マインドフルネスはパフォーマンス向上に役立つのです。

マインドフルネスを実践する方法

人生の成功や仕事のパフォーマンス向上による成果が出ることが期待できる、マインドフルネス。では、どのように実践すればいいのでしょうか。2つの方法をご紹介します。

一般的な瞑想

瞑想を行う際には、まず椅子に腰かけて目を閉じましょう。そして、呼吸に意識を向けます。呼吸は、腹式呼吸に切り替え、お腹に空気が入るのを意識したり、口を閉じたまま鼻から息を出したりましょう。普通、しばらくすれば何か雑念が湧いてくるものです。仕事の内容、納期、今晩何を食べようか、上司から言われた気になるひとことなど、あらゆる気になることが浮かんでくることでしょう。こうした過去や未来への関心を断ち、すべて「今、ここ」に意識を集中させるのが、マインドフルネスです。雑念が浮かんだら、とにかく意識を呼吸に戻すのを心がけましょう。そのような癖をつけるのがポイントです。すると、不安やイライラした気分がスーッと消えていくはずです。そして、マインドフルネス瞑想を終えた瞬間、次の仕事において集中力や記憶力を存分に発揮することができるでしょう。

動きを伴う瞑想

意識を向ける先が呼吸ではなく、自分の体の動きにするのも有効です。一般的な瞑想と同じように、まずは椅子に腰かけます。そしてそのまま両肩をゆっくりと回していきます。こうすると、どんどん肩がほぐされ、心地良くなってきます。このとき、意識を筋肉や関節などの動きに対して向けます。今度は、反対方向にグルグル回してみましょう。そしてその反対方向に回している肩の筋肉や関節に意識を集中させるのです。このマインドフルネスを実践するのを習慣化するには、毎日同じ時間・タイミング、同じ場所、同じ姿勢で行うことがポイントです。


マインドフルネスは、人生や仕事の成功をサポートします。大きな成果を生み出す原動力となり得るのです。また、心が整い、善なる気持ちに目が向くのもいい効果といえるでしょう。