霊能力者が出来ることと、その能力を解説

霊能力者とは、どんなことができるのでしょう。霊能力者ができることは幅広く、持っている能力つまり霊能力も独特なものなのです。霊能力者の持つ力について、知ってみませんか?

霊能力者ができること

霊能力者はできることは下記の7つです。

  1. 霊を感じ取る
  2. 霊を見る
  3. 霊の声を聞く
  4. 霊と話す
  5. 霊を追い払う
  6. 除霊
  7. 浄霊

かんたんに言えば、霊を感知してコミュニケーションが取れる、霊に何らかのアプローチができる、ということですね。まずこの7つの能力について見ていきましょう。

1. 霊を感じ取る

最もかんたんな事柄がこちらです。見えたり聞こえたりと直接五感で感じ取るのではなく、肌でその存在を感知します。例えば下記のようなものです。

  • この場所だけ異様に寒い
  • 空気が違う
  • 何となく嫌な気がする

しかし、気のせいのようにも思いがちですし、本当に気のせいの場合もあります。しかし、こうした感覚によって霊の存在を感じ取っている場合も多いのです。

「何となくおかしいと感じる場所があるが、自分では分からない。そこで高位の霊能力者に鑑定してもらったら、何人かの霊がそこに立っていた」という話もあります。

これは、「特に修行はしていないけれど、持って生まれた霊能力はある」といった軽度の霊能力者に多く見られます。また、危険を察知する能力が何らかの影響で高まっている場合にも発生しやすいです。

2. 霊を見る

霊を見るというのは、文字通り普段の生活の中で「霊」を視認することで、その姿はさまざまです。

人間そのものの姿の場合、「生きている人」にしか見えないため、なかなか気づきにくいそうです。中には、うっすらと透けている、影がないなどよく見ると「あれは霊」と分かる場合も。人間そのものの姿でない場合、生首や手だけなど、体の一部が見えるそうです。

  • 交差点付近を歩いていて何気なく上を見たら信号の上に生首が乗っていた
  • すれ違った人の肩に手が乗っていた

体の一部ですとこんな話があります。できればあまり見たくはないですね。

3. 霊の声を聞く

霊の声を聞くというのは、霊の声を耳で感じ取ることです。

声の場合、2つパターンがあります。1つは、人が話すのと同様に声が聞こえて何を言っているか判別できるもの。この場合、霊に話す意思があれば会話になります。つまり、何を訴えているか聞き取り、それに対して返答することが可能なのです。

もう1つは、叫びや呻きといった種類の声が聞こえるもの。これは良くない霊が集まっている箇所で多く見られるパターンです。心霊スポットや廃墟など、良くない霊が集まりやすい場所ではこのような声が聞こえます。

また、叫びや呻き声をあげる霊が近くにいる場合、危険度も高いので気をつけましょう。警告ではなく危害を及ぼそうとして霊がこのような声をあげている場合が多いのです。

4. 霊と話す

前述の通り、霊の声が聞き取れてかつ霊が話す意思を見せた場合、会話ができます。これは、浄霊でよく見られる光景でしょう。浄霊の際、霊から「何を訴えたかったのか」を聞き取り、悔いなく霊が旅立てるようにするのです。

なお、心霊スポットや廃墟などで霊と会話することは少ないでしょう。なぜなら前述の通り、霊が危害を及ぼそうとしている場合が多いため、会話が成り立ちません。それどころか、会話によって霊に隙を見せてしまい、取り憑かれることもあるのです。

5. 霊を追い払う

一時的に霊を追い払う能力のこと。取り憑かれた人から霊を外す、ひとまず近づけないようにするなどがあります。ただしこれは、応急処置であることがほとんど。何かの弾みにまた霊が戻ってきてしまうことも多いです。

  • 除霊や浄霊に必要な道具が揃っていない
  • あまりにも危険なため一旦霊を払って落ち着かせる
  • 除霊や浄霊はできないが、応急処置程度なら可能

など、本当に一時的な場合に使われる手段でしょう。

6. 除霊:霊を引き離す

除霊とは、取り憑かれた人から完璧に霊を引き離すこと。霊障と呼ばれるさまざまな苦しみや霊が集まりやすくなるという良くないループからその人を解放できるのです。しかし除霊はデメリットを伴います。

除霊は、後述する浄霊と比べてやや強引なのです。その強引さを恋愛に例えてみましょう。あるひと組のカップルを、どうしても別れさせなければならない、とします。除霊は、別れさせる際に「別の人が介入して二人を無理矢理会えない状況」にするのです。 現実的に無理矢理引き離す場合、それぞれを家に閉じ込める、引っ越しをさせる、連絡先を消すなどがありますね。除霊も同様に憑かれている人から霊を引き離します。

しかし引き離しただけで、この世にその霊はとどまるのです。すると、霊はまだこの世をさまよっている状態。すると、その人もしくは別の人に取り憑いて、悪い影響を再び及ぼす可能性があるのです。

除霊と霊を追い払うとの違い

霊を追い払うことと除霊、ほとんど同じに見えますが、実は違います。霊を追い払う場合、霊の一部だけの可能性も高いのです。しかし除霊の場合、霊そのものを完璧に引き離すことができるため、かなりの能力を要します。

霊能力者として活動はしていないが霊にアプローチできる能力を持つ人などができる事柄が霊を追い払うこと。対して、高い霊能力を持つ人、例えば霊能力者や僧侶などができる事柄が除霊です。能力の差、一部やすべてといった範囲、これらから2つは全く異なる意味となります。

7. 浄霊:霊を然るべきところ、あの世に返す

浄霊は、取り憑かれた人から霊を引き離し、さらに霊を然るべきところ、あの世に返すこと。除霊に登場した恋愛の例に当てはめると、浄霊は「2人に対して真摯な説得を続け、納得してもらった上で別れてもらう」になるでしょう。

そのためには、霊と確実にコミュニケーションを取れなくてはなりません。また、霊の気持ちが高ぶっている場合、落ち着かせることも必要でしょう。コミュニケーションを取ってしっかりと説得し、「然るべきところに返す=成仏」に納得してもらうため、高い霊能力を要するのです。

そのため浄霊は、霊能力者一人ではなく、複数の霊能力者で行う場合がほとんど。メインとなる霊能力者が説得を試み、他の霊能力者が霊を落ち着かせるため、読経などをするという形です。

また浄霊の場合、祭壇を設けて神聖な空間を作り、水や食料、あの世に見立てた道具などを並べます。霊が落ち着いてあの世へ行けるよう整えるのですね。

霊能力者の能力

ここまでお伝えした「霊能力者ができること」は、霊能力者の霊能力に依存します。霊能力とは、霊と同じ波長になり、かつ霊に対して何らかのアプローチができる力です。

持って生まれた霊能力のみでこれらを可能とする人もいますが、多くはそこに修行を伴います。なぜなら、霊能力は能力を上昇させたり使いこなすコツを学んだりすることが必要だからです。

例えば持って生まれた霊能力だけでは弱い場合、霊とコミュニケーションを取ったりアプローチをしたりすることができません。使いこなすコツが分からなければ、限界を超えて霊能力を使い、自分自身が疲弊するでしょう。

結果、霊に呑まれてしまったり、自分自身や周囲を危険に晒してしまったりするのです。

また、霊能力は除霊や浄霊に大きく影響します。除霊や浄霊においても霊能力は必須です。霊能力が高いほど、コミュニケーションやアプローチもスムーズになりますし、それ以外にも大きく影響を及ぼします。

例えば、高位の存在から力を借りたり、お経や祝詞などに含まれる神聖な力を高めたりするなどでしょう。除霊や浄霊においては、霊能力者自身の能力がどれだけ高いか、つまり高位の霊能力者であるかが鍵となるのです。

高位の存在から力を借りる能力とは?

高位の霊能力者になると、高位の存在(神仏やまたこれらに近しい形に昇格した徳の高い霊)から認められ、力を借りることができ、それによって除霊・浄霊をより確実なものにできるのです。

また、高位の存在から認められると普段の生活にも良い変化が起きます。困ったときにヒントを授かったり、今よりも良い方向に自然と導かれたり…。このように成長に際して助けてもらうことが増えるのです。

お経や祝詞などに含まれる神聖な力を高める能力

お経や祝詞は、唱えるだけでも神聖な力を発揮します。しかし、その力を増大するには、唱える人の能力が欠かせません。高位の霊能力者になると、お経や祝詞に潜む神聖な力をより強大な形で発揮できるのです。

一般の人、自己流の霊能力者、高位の霊能力者、それぞれが同じお経や祝詞を読んでも、明確に効果が変わる、と考えると分かりやすいでしょうか。

霊を感じ取る・見る・聞く・話す・追い払うと除霊・浄霊の差

霊を感じ取る・見る・聞く・話す・追い払う、この5つと除霊・浄霊2つの間には明確な差があります。

前者5つまでは、実は自己流でも何とかできるのです。具体的に言えば、「霊感がある」だけでも可能なこと、というのでしょうか。しかし以降の2つ、除霊や浄霊は、自己流で行うことは不可能です。除霊・浄霊は、高位の霊能力者でないと成功率が下がります。

仮に素人判断や自己流で除霊や浄霊を行うとどうなるか。術者や取り憑かれていた人の家族や友人に霊が取り憑く、霊障が酷くなるなど、これまで以上に危険となる状況が想定されるのです。シンプルに「確実な除霊や浄霊にならない」と考えてもよいですね。

もし除霊や浄霊が必要な状況になったら、霊能力者が正しい方法を取る人か、適切な能力を持ち合わせているか、事前に調べましょう。何かあってからでは取り返しがつきません。また高位の霊能力者には、口コミなど「つてのある人からの紹介」でしか引き受けない人もいます。

霊能力者は

テレビなどのメディアで見かける霊能力者。できることかなり幅広く、独自の能力を持っているのです。もし会う機会がありましたら、いろいろ尋ねてみるのもよいかもしれませんね。

おすすめページ